古屋白羊 (FURUYA Hakuyo)

戦中から戦後にかけて、本の挿絵や絵本を描いていた画家、古屋白羊(FURUYA Hakuyo, 1899-1959 ※“古家白羊”名義のものもあります)。 主に戦後に描かれた絵本がとても可愛いのですが、確認できる作品群から察するに活動期間は10年余りと短く、本名が古屋輝義(てるよし)であることと生没年以外の情報が見つかりません。 大きく再評価されない限り、いずれ忘れられた画家のひとりになっていってしまうのかもしれませんが、幸い今のところは 国立国会図書館のサイト や古書で比較的容易にその作品に触れることができます。 絵そのものの魅力だけでなく、描かれたあれこれから当時の子どもたちの暮らしの様子が見えて、資料としても興味深い。 多くの人が関心を持てば、それにつれて新しい情報も出てくるのでは…という期待も込めて、特に可愛いところを御紹介します。 「おままごと」1948(昭和23)年