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古屋白羊 (FURUYA Hakuyo)

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 戦中から戦後にかけて、本の挿絵や絵本を描いていた画家、古屋白羊(FURUYA Hakuyo, 1899-1959  ※“古家白羊”名義のものもあります)。 主に戦後に描かれた絵本がとても可愛いのですが、確認できる作品群から察するに活動期間は10年余りと短く、本名が古屋輝義(てるよし)であることと生没年以外の情報が見つかりません。 大きく再評価されない限り、いずれ忘れられた画家のひとりになっていってしまうのかもしれませんが、幸い今のところは 国立国会図書館のサイト や古書で比較的容易にその作品に触れることができます。 絵そのものの魅力だけでなく、描かれたあれこれから当時の子どもたちの暮らしの様子が見えて、資料としても興味深い。 多くの人が関心を持てば、それにつれて新しい情報も出てくるのでは…という期待も込めて、特に可愛いところを御紹介します。 「おままごと」1948(昭和23)年

メアリー・アルテミシア・ラスベリーの「Ring-around-a-rosy」

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Ring-around-a-rosy 1885年 アメリカの詩人、讃美歌作家でイラストレーターでもあったメアリー・アルテミシア・ラスベリー(Mary Artemisia Lathbury, 1841.8.10-1913.10.20)。 ニューヨーク州マンチェスター生まれで、両親はイギリス人。父親と兄弟ふたりがメソジスト派の牧師という宗教的な環境で育ちました。

E. ドロシー・リース(E. Dorothy Rees)

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 E. ドロシー・リース(E. Dorothy Rees)─おそらくイギリス出身で、1910~30年代を中心にアンデルセン童話などの挿絵や絵本、グリーティングカードを描いていました。

Ruthild Busch Schumann(ルティルト・ブッシュ・シューマン)

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特徴のある線で描かれた愛らしい子どもたち。 ドイツのイラストレーター&絵本作家、ルティルト・ブッシュ・シューマン(Ruthild Busch-Schumann, 1900-1989)の作品です。 ドイツでは現在も出版が続いている作家であるにも関わらず、その人生についてはあまり詳しいことはわかっていません。

絵本“The Vege-Men’s Revenge”

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日本語に直訳すると「野菜人間たちの復讐」といったところでしょうか。 優しげな水彩のタッチと軽やかな色使いに似合わぬ、奇妙でちょっと物騒なタイトルの絵本。 絵を描いたのは、アメリカ生まれでイギリスで活躍した画家&イラストレーター、フローレンス・ケイト・アプトン(Florence Kate Upton, 1873-1922)です。

Helena Scheggia(ヘレナ・スケッジャ)

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Helena Scheggia(Héléna Scheggia)─仮名表記は“ヘレナ・スケッジャ”でよいのでしょうか。生まれた場所や生没年など、個人に関する情報は見つけられませんでした。 1940年代を中心にポストカードを描いていたイラストレーターで、絵本の挿絵も描いています。それらの絵本のテキストを書いているのは、大抵“Angelina Scheggia”なる人物で、姓が同じであることから親族である可能性もありますが、こちらも情報がありません。

Henny Box(ヘニー・ボックス)

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オランダのイラストレーターでデザイナー、絵本作家でもあった、ヘンドリカ・ヨハンナ・ボックス(Hendrika Johanna Box)ことヘニー・ボックス(Henny Box)。 彼女は1912年の4月20日にアムステルダムで生まれました。

Mary LaFetra Russell(メアリー・ラフェトラ・ラッセル)

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1910~30年代を中心に、ポストカードや絵本の挿絵を描いていたメアリー・ラフェトラ・ラッセル。その人生については生没年を含め何も情報がありませんが、ネット上では1910年より前のものとされるポストカードも見られることから、(それが誤りでなければ)19世紀の生まれということになります。