エセル・ヘイズのピーターラビット


今まで、岡本帰一とミロ・ウィンターのものをとりあげてきた“無許可版”のピーターラビット。今回はアメリカの漫画家でイラストレーターのエセル・ヘイズ(Ethel Hays, 1892.3.13-1989.3.19)の絵本を。

※当時の“無許可版”を取り巻く状況についてはこちらの記事で説明しています。

エセル・ヘイズは元々、新聞連載の漫画を描いていた漫画家。1920~30年代にかけて、その分野で最も成功した女性の一人と言われています。
その後、結婚・出産を経て児童文学のイラストレーターとして活躍するようになりました(彼女の経歴については、またいずれ)。
ヘイズが描いたピーターラビットの絵本が出版されたのは1942年。前回のミロ・ウィンター同様、すでに確固たる地位を築いた上での仕事でした。



古書として流通しているものを見ると、表紙は少なくとも4~5種類はあるようです













ところで。昨年から、経歴などを含む画家個人についての記事は引き続きこのブログで、作品のみの紹介や何らかのテーマを中心に据えた記事は、同じBlogger内のこちらのブログに分けて書くことにしました。が、無許可版のピーターラビットを扱ったものについては、すでにこのブログに2本の記事があり、別のブログにしてしまうとラベルで一覧することが出来なくなってしまうため、今後もこのテーマはこちらのブログで書きます。

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