ベップ・ヨルデンス (Bep Jordens)


オランダの画家、イラストレーターのベップ・ヨルデンス(Bep Jordens, 1903-1987/別名義にElisabeth Wilhelmina Jordens または Bep Iordens)。
1920~30年代を中心に絵本やポストカードを描いていました。

少なくとも10冊以上の絵本を描き、1980年代末まで存命だったにも関わらず、その人生については生没年以外ほとんど何も見つけることが出来ません。
ベップ・ヨルデンスが手がけた絵本


同じオランダ出身のイラストレーター、ヘンリエッテ・ウィルビーク・ル・メール(1889-1966)やリー・クラマー(1887-1977)を彷彿とさせる作風は、彼女たちに比べるとやや線が硬いものの素朴な魅力があります。

上の4枚は“De familie Mummelgraag”の挿絵のポストカード

“De familie Mummelgraag”(1931年)の本文はオランダ王立図書館のwebサイトDBNL内のこちらから閲覧、ダウンロードもできます


Bep Jordensの絵画作品


ベップ・ヨルデンスは、挿絵だけでなく文・絵ともに自分で書いた(描いた)絵本も出版しています。そのうちの1冊、“Het groote avontuur van Flip en Petertje”(1937年)は、DBNLと同じくオランダ王立図書館が管理・運営するサイトDelpherで全文公開されています。
“Het groote avontuur van Flip en Petertje”が掲載されている Delpherのページはこちら 





            

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